東翔式コラム工法

TOSHO'S COLUMN

地盤調査から、最良の地盤補強⼯法を選択
安全性と経済性を備えた東翔コラム⼯法

特許4796197号

建築物、構築物の基礎構築をはじめ、盛⼟の沈下、すべり対策、⼟留め壁、⽌⽔壁など幅広い⽤途に利⽤できる東翔式コラム⼯法は、セメント系固化材スラリーと地盤とを撹拌‧混合し、杭状に地盤改良体(コラム)を構築する⼯法です。
⼟質による制約を受けにくく、柔軟な対応が可能であり、安全性と経済性を考慮した時、⼯法選択において優位性があります。

東翔式コラム⼯法の特⻑

⼀般に深層混合処理⼯法は、各層の⼟質に対して安定した品質を満⾜することが必要であるが、東翔式コラム⼯法は撹拌時に撹枠翼の上下‧正転‧逆転の運動により改良部分の⼟砂を⼀体になるまで撹拌するため、均⼀な杭状改良体の築造が可能となります。
さらに固化材の⽔和反応を阻害する泥炭や⾼有機質⼟を掘削時に取り除くことができ、改良体の固化不全を防⽌し、安定した品質の⾼強度な改良体が築造されます。

施工風景

ミキシングプラント

施工完了直後

  1. 砂質⼟、シルト、粘⼟及び有機質⼟の地盤に対して適⽤が可能であり⼟質による制約を受けにくい。

  2. 改良部の⼟質、改良体の練りあがりを⽬視にて確認できるため、対象となる千差万別な地盤に対して、柔軟に対応でき均ーな撹拌が可能、⾼強度の改良体を築造できます。

  3. 低騒⾳、低振動で施⼯できます。

  4. スラリー混合のため、粉塵の発⽣が少ない。

  5. 撹拌翼の上下‧正転‧逆転の回転により混合するため、⼟の供廻りを防⽌し均⼀な混合が可能です。

  6. 施⼯機がコンパクトであり、狭い場所での作業も容易で、施⼯機の組⽴‧解体が容易に⾏え、仮設が短時間で⾏えます。

東翔式コラム⼯法が実現

  1. 粘性土も確実な混合が可能

  2. 水平・上下攪拌により、共廻り防止翼不要

  3. コラム1本毎の攪拌状況の目視確認が可能

  4. 腐植土等の不良土の置換えが可能

  5. 全自動スラリーミキシングプラントでのW/C(水セメント比)の管理による確実な強度の発現

東翔式コラム⼯法の施⼯⼿順

⼟質による制約を受けにくく、柔軟な対応が可能な杭状改良体施⼯が可能です。

  1. 撹拌装置をコラム芯にセットする。

  2. 所定の深度まで掘削する。

  3. 固化材液を吐出しながら混合撹拌する。

  4. 固化材液の吐出を停⽌し混合撹拌しながら引き上げる。

  5. コラム上端の⾼さを調整する。

スケルトンA型

スケルトンB型

コラム天端まで排土

ロータリーA型

スラリー投入・撹拌

東翔独⾃開発のせん断スパイラルヘッド

当社の独⾃開発せん断スパイラルヘッド(TSヘッド)を使⽤することにより、粘性⼟も確実な混合が可能となり、共廻り防⽌翼が不要となります。また、不良⼟の除去が可能となり、全⾃動スラリープラントによるスラリーの確実な混練とともに、コラムの確実な強度発現が可能です。

東翔式コラムの撹拌‧混練りメカニズム

東翔式コラム⼯法概要

仕様および適⽤範囲について


適⽤建築物 ⼩規模建築物 ⼀般建築物
コラム径(mm) φ500〜φ1000 φ500〜φ1300
固化材配合量(kg/㎡) 300以上
設計基準強度(KN/m㎡) 600〜2000
最⼤改良⻑(m) 8m φ500〜φ1000は8m
φ1100‧φ1200は7m
Φ1300は6m
適⽤構造物 建築物、擁壁および⼯作物
適⽤地盤 砂質⼟‧粘性⼟
共廻り防⽌機構 東翔独⾃のせん断スパイラルヘッド