S-MAXコラム工法

S MAX COLUMN

新開発TSヘッドにより不良⼟除去を可能にし、強度のバラツキの少ない均質な改良体の築造を実現

供回り防⽌装置をつけ、スラリーを吐出しながら掘削する⼀般的な機械撹拌式深層混合処理⼯法では、改良体の出来具合を⽬視確認することができない点を改良し深化させたS-Maxコラム⼯法。

この技術は、全⻑垂直撹拌混合することにより改良体強度の⼀体化が可能で、さらに改良体頭部の⽬視確認ができるため、不具合の早期発⾒が可能となります。また、TSヘッドにより不良⼟除去が可能なため、北海道に多く点在する泥炭等の不良⼟をそのまま改良せず取り除くことで強度のバラツキの少ない均質な改良体の築造を可能としました。

S-Maxコラム⼯法は、あらかじめ設計⾼さまで排⼟した孔にセメント系固化材スラリーを注⼊後、地盤を垂直撹拌することで柱状の地盤改良体を築造する機械撹拌式深層混合処理⼯法であります。

改良体の撹拌状況と施⼯後の固化状況を⽬視確認でき不具合を早期に発⾒できること、コラム全⻑の垂直撹拌により互層においても改良体強度の⼀体化が可能なこと、TSヘッドにより⾼有機質⼟(泥炭)などの不良⼟除去が可能なこと、および品質管理として施⼯直後に未固結改良体の⽐抵抗を導⼊していることが特⾊となっております。

S-Maxコラム⼯法の特⻑

  1. 切⽋きがついたTSヘッドを使⽤することで、垂直撹拌による撹拌性能を⼤幅に向上しました。

  2. 改良体上部が開放状態であり、改良体の撹拌状況や施⼯後の固化状況を⽬視確認することができ、不具合を早期に発⾒できます。

  3. 全⻑垂直撹拌により、互層地盤においても改良体強度の均⼀化が可能で、上下の垂直撹拌繰り返しにより、互層地盤においても改良体の均⼀化が可能となります。

  4. スパイラル形状となっているTSヘッド使⽤により、事前に不良⼟(⾼有機質⼟等)の除去が可能となり、経済的な配合設計ができます。

  5. 未固結改良体の⽐抵抗測定を導⼊し、施⼯直後の未固化コラムでの⽐抵抗測定を施⼯時の品質管理試験として導⼊し、撹拌状況を早期に確認できるようになりました。

S-Maxコラム⼯法の施⼯⼿順

S-Maxコラム⼯法は、あらかじめ設計⾼さまで排⼟した孔に、セメント系固化材のスラリーを注⼊後、地盤を垂直撹拌することで、柱状の地盤改良体を築造する機械撹拌式深層混合処理⼯法です。

コラム強度確認・検査

抗体掘出し検査

工法開発・実験風景



S-MAXコラム工法の実験結果

全⻑垂直撹拌反復回数の影響・同⼀断⾯での
コア強度分布(砂質⼟)

全⻑垂直撹拌反復回数の影響・同⼀断⾯での
コア強度分布(粘質⼟)

現場強度の変動係数と
平均値の関係

計算設計基準強度と
要求設計基準強度の関係

掘削状況(砂質⼟S-15)


掘削状況(粘性⼟C-11)